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❅·̩͙23 ページ23

帰ると、なにやら3年組VS目黒ラウールで
揉めていた。
向井とだては興味無さそうに2人でお話している。
…おじいちゃんみたいに。



目「明らかこっち側のが部屋広いじゃん、」


佐「女の子なんだからお風呂近い方がいいでしょ!」


ラ「なんかあった時エレベーターから遠い方が守れる!」


深「いーや俺と照が揃ってる西側のがパっと守れるね」



察するに多分、私の部屋の位置問題。
まじでどこでもいいな。
彼らに任せよう。



と思っていたのだが、荷物を持ってくれている渡辺が
会話には入ることなく再度エレベーターのボタンを押した。
ひとつ上の10階を押して、手招きされる。



扉が開くと迷わず西側に足を進めて
【わたなべ】とプレートに書かれてる部屋の隣の部屋を開けた。



割と広めで、実家の私の部屋と遜色ない。
優しく荷物を置いた渡辺が、机の上にあった
ネームプレートに大きくひらがなで私の名前を書いた。



「下で揉めてるの、いいの」


『いーのいーの、やったもん勝ち』



荷解きしなよ、と悪い顔を浮かべている。
下の彼らには大いに悪いが、渡辺がここだと言うのだから仕方ない。



持ってきた服をクローゼットに入れて、
渡辺が持ってきてくれたシーツと布団をセットして
ある程度居心地のいい空間にしてから、2人で下に降りた。



帰ってきたことすら知らなかったらしいメンバーが
一瞬にこやかになっておかえりって言ってくれる。
渡辺がそっちに歩いてくから何を言うか察して
私はだてと向井のそばに行く。



「だて、今日のごはんなーに」


『お前らAちゃんの部屋決めたからもう争っても無駄ね』


宮「姫のためにたらこパスタにするよ笑」


目「はっ!?」


ラ「しょっぴー絶対自分の隣にしたでしょ!」


『グズグズしてんのが悪い』



目黒ラウールにボコボコに言われ、
ふっかと佐久間からは拍手をもらっている。



これが少女漫画でいうところの
私のために喧嘩しないでってセリフが出るシーンか。
…言ってみようか。
なんてね。



「一緒に作る」


佐「なんかそっちでやってんなあ!?」


向「佐久間くんうるさいて」


阿「あーあ、Aちゃん取られちゃった」



私がいても居なくても別に一緒だろうに。
残念がってくれる東側の皆さんありがとう。



喜んでくれる西側の皆さんもありがとう。

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hrr - おもしろくて一気読みしました!続き楽しみにしています! (4月10日 14時) (レス) id: 5934ce0412 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カジャ | 作成日時:2024年3月20日 19時

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