-dt- ウワサのふたり。 -男主- (ページ6)

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どんな場所も君とならページ6

(ドーム公演レポみてのお話です！ライブのネタバレありませんが念の為注意！)

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ドーム公演の真っ最中。大阪2日目の夜、メンバーとスタッフさんでお好み焼き屋さんへ。

席はとりあえずメンバーで固まって、俺は康二とふっかの間に座る。マネージャーのAはスタッフさんの中に混じってて、視界にギリ入るかなってとこにいる。

スタッフさんみんな良い人だから大丈夫だけど、アルコールが入ったAはかわいいから心配だな。

そう思ったけど、オレンジジュースを頼むAの声が聞こえて安心するとともに、子どもの頃から好きだと言っていたオレンジジュースを頼むAがかわいいななんて思う。

久しぶりのみんなとの外食。ついついお酒が進む。

「だてぇ〜！今何杯目なん？もぉのみすぎ！！」
「康二は酔いすぎ」

ビールを3口呑んで酔っ払う康二。
さっきなんてラウールにだる絡みして突っぱねられてた。

「いやほんと、Aに怒られない？」

ふっかの言葉にちらりとAを見ると、ほんのり顔が赤くて、目がとろんとしていた。隣と楽しそうに話していて、まるでふたりの世界だ。

「と思ったらAが酔ってんね、大丈夫？」

なんてAを見て動きを止める俺を見たふっかが笑いながら言う。

ふっかは酔ったAの様子のことだけじゃなくて、酔ったAが周りに変なことされないか心配してくれているんだと思う。

「...うん。大丈夫。」

その隣にいるのはAの同期で、マネージャーの1人。
SnowManの名前がついた時からのマネージャーだし、Aが誰かと飲みに行く時は大体彼の名前が出てくるから大丈夫だろう。

といいつつ不安になりながらも視界の隅に置いてお酒を呑んでいると、Aが立ち上がりどこかへ。トイレだろうか。

気分でも悪くなっちゃったかな...何かあったら心配だし。そう思って手持ちのグラスを一気に空にする。

「ふふ、だてさんいい飲みっぷりだねー」
「ねー！ひかるも飲め飲め〜！」
「さくま酔ってる？笑」
「いやシラフ笑」

もう一杯頼む？と聞いてくれる照に大丈夫、と言って立ち上がる。

「どした？」
「トイレ行ってくる」
「んあ、...ふふ、いってら〜...いだだだだ！」

何かを察したふっかがにやにやするのでつむじを押しておいた。
痛がるふっかを見た向かいの佐久間と照の笑い声を背に、Aがいるであろうトイレへ向かった。