はっぴーばーすでー！ ページ24
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もう少しで涼太の誕生日。欲しがってた某ブランドの洋服とかあげたいなって思うけど、きっと自分で買っちゃうだろうしなーって悩んで翔太に相談したら。
「Aがプレゼントでいいんじゃね」
『はい？』
「涼太の好きな物でしょ？お前でいいじゃん」
ねぇ、真面目に考えてくれてる？焼き鳥食ってうわっ！じゃねえのよ。
ほんとに悩んでんだけど！と伝えると焼き鳥を食べる手を停めずに言う。
「リボン付けてプレゼントは俺♡ってしたら喜ぶと思うけどね俺は」
...相談する人間違えた。阿部ちゃんに相談しよ...。
後日。今度は阿部ちゃんを誘って夜の居酒屋へ。
「あはっ、それもいいじゃん！」
『良くないよ...俺が...』
翔太に言われたことを言えばなんだか嬉しそうに笑う阿部ちゃん。
「でもまあ、Aからのプレゼントならなんでも喜んでくれると思うよ」
あげたいと思ったものあげな？ってアドバイスは、どっかのヤツと違って参考になった。解決はしてないけど。
...で、誕生日前日。
何もプレゼント買ってません。
お店も閉まってるし当日本人と選ぶことにしよっかな。
日付けが変わった瞬間におめでとうって言いたいから、ソファーでテレビを見たりスマホをいじったりして過ごしていれば涼太の誕生日まで残り数分。
「そろそろベッド行く？」
『あ、うん』
2人でベッドに潜り込んで、おしゃべりしていればあっという間に日付けは変わって。
『涼太、誕生日おめでとう！』
「ありがとう。」
『あの...』
「ん？」
『プレゼント、決まんなくてまだ買ってないです...』
「いいよいいよ。一緒に過ごせるだけで嬉しいから。」
『...うん、そっか。』
そう言って、あまりにも優しく微笑むから。
「ははっ、照れてる」
『うるさいな...』
火照った顔が見られないように首筋に顔を埋めれば、腰と背中に腕が回ってさりげなく引き寄せられて。
「かわいい。」
『っん...』
耳元で囁かれて、ぴくって肩が跳ねてしまってまた恥ずかしい。
「このまましたいけど...明日も稽古だから。」
『明日、っていうかもう今日だけどね』
「そっか、俺誕生日かあ。」
『プレゼントは涼太が決めて？』
「ん、考えとくね」
そう言ってぎゅうって抱きしめられながら、眠りについた。
つづきはこちら！
(お手数おかけしますがよろしければ...！)
続く
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作者名：東雲 | 作成日時：2023年2月4日 1時
