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臣side


.

岩ちゃんが出ていき、正直このまま時が止まって欲しいなんて思いながらパッと離れた。



「1週間我慢して」



きっとAには苦痛の時間...
そう思うと申し訳い思いでいっぱいになる。


「後、少しで仕事終わるから...それから飯食い行こうか」


pcに目線を向けて言った。





それから2時間後



「終わったー」


やっと終わってテンションが上がる俺に


『お疲れ様でした』


そう言って拍手を贈るA...

「大袈裟だな〜」思わず笑った俺に嬉しそうに目尻が下がったA

...可愛すぎる




「何食べたい?」

『...なんでもいいです』

「何でもいい...が1番困るんだけどな〜」

なんて笑って返す。


軽く準備をして、部屋から出る時に
差し出した手を迷う事なく握ってくれた、



ホテルから出て綺麗な街並みを2人で歩く




日本とは違う景色に雰囲気に心が躍る。




「ここ俺が好きなところ」



連れてきたお気に入りの店
街並みにある老店の雰囲気のあるこの店はきっとAも気に入ってくれる



メニューを見て指差しをして注文するAを横に少しカッコつけて注文した。


運ばれて来たステーキを口に運んで

「うんまっ」

久しぶりの味に嬉しくなってついつい、頬張った。


チラリとAを見ると...


「ニコニコして...おいし?」
普段見ないニコニコ顔に思わず優しく問いかける。


きっと慌ててニコニコしてました?
何て言って、真顔になるのを想像していた俺...



『とっても美味しいです』


いつもとは違う自然に待ちた満面の笑みがを溢すAが
俺の心を鷲掴みするかの様に破壊的な笑顔になって...


...反則だろ


思わず 「ゴホッ...」

むせてしまった。


『大丈夫ですか?』


水を差し出して心配するAに"大丈夫"そう言って渡された水を飲み干した。



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作者名:青空 | 作成日時:2024年3月26日 1時

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