3 ページ3
臣side
.
岩ちゃんが出ていき、正直このまま時が止まって欲しいなんて思いながらパッと離れた。
「1週間我慢して」
きっとAには苦痛の時間...
そう思うと申し訳い思いでいっぱいになる。
「後、少しで仕事終わるから...それから飯食い行こうか」
pcに目線を向けて言った。
それから2時間後
「終わったー」
やっと終わってテンションが上がる俺に
『お疲れ様でした』
そう言って拍手を贈るA...
「大袈裟だな〜」思わず笑った俺に嬉しそうに目尻が下がったA
...可愛すぎる
「何食べたい?」
『...なんでもいいです』
「何でもいい...が1番困るんだけどな〜」
なんて笑って返す。
軽く準備をして、部屋から出る時に
差し出した手を迷う事なく握ってくれた、
ホテルから出て綺麗な街並みを2人で歩く
日本とは違う景色に雰囲気に心が躍る。
「ここ俺が好きなところ」
連れてきたお気に入りの店
街並みにある老店の雰囲気のあるこの店はきっとAも気に入ってくれる
。
メニューを見て指差しをして注文するAを横に少しカッコつけて注文した。
運ばれて来たステーキを口に運んで
「うんまっ」
久しぶりの味に嬉しくなってついつい、頬張った。
チラリとAを見ると...
「ニコニコして...おいし?」
普段見ないニコニコ顔に思わず優しく問いかける。
きっと慌ててニコニコしてました?
何て言って、真顔になるのを想像していた俺...
『とっても美味しいです』
いつもとは違う自然に待ちた満面の笑みがを溢すAが
俺の心を鷲掴みするかの様に破壊的な笑顔になって...
...反則だろ
思わず 「ゴホッ...」
むせてしまった。
『大丈夫ですか?』
水を差し出して心配するAに"大丈夫"そう言って渡された水を飲み干した。
.
333人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:青空 | 作成日時:2024年3月26日 1時