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「…Aさん」
もうどうなってもいい
振られようが何だろうが私は……
岩本くんに伝えるから……
私は岩本くんの近くに行きネクタイをぐいっと少し強めに引っ張り
「え? ちょ… Aさ……」
少し私に近づいた彼の唇に私はキスをした……
「岩本くんはなんでキスしたの?」
「私は…… 岩本くんが好き」
少しでも伝わったらいいな…
「ふはっ」
え?笑われ……
「…Aさんって大胆だね
すげーカワイイ」
「え……?」
どういうこと……?
岩本くんの何が言いたい分からず考えていると
グイッ
「え!?」
岩本くんに手を引かれ思わずよろけて
岩本くんとの距離がぐんと近づいた
「Aさんの可愛いところは俺が独り占めしたい」
え…、
「俺めっちゃ嫉妬するし、いろいろ嫌な思いさせちゃうかもだけどいい?」
それって……
「Aさんの可愛い顔も素もなにもかも俺だけに見せてよ…」
これって自惚れていいやつ……?
そう思った瞬間涙がでて止まらなくなった…
「ふはっもぉー 泣くのは早いって!俺まだ何もいってないじゃん」
「…でもっ」
「わかったわかった」
そういって彼は私の頭をふわりと優しく撫で
交わる熱い視線…
「Aさん……俺と付き合ってください」
「はいっ!」
そして私たちはどちらともなくキスをした…
きっと夏にも負けないくらい熱い夏が
私を待っている……
fin .
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時計ウサギ(プロフ) - オリジナルフラグ立ってますよ〜! (3月27日 11時) (レス) id: 80344cfbe1 (このIDを非表示/違反報告)
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