君も家族

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亮平side40

お日様で眠くなってきている康二に、カーディガンをかけてあげて、ゆっくりと病室へ再び戻る。


でも移動してる途中で寝ちゃったみたいで、病室で康二を起こす。

亮平)ついたよー。ベットで寝ようね。

康二)んぅ？…うん〜


1人だとふらついてる危ないから、しっかりと支えて上げながら、持ち上げる。


康二)ｯ､､

亮平)ごめんね、


やっぱり立ちくらみが起きちゃったみたいで苦しそうな顔をした。


ベットに寝かせると、すぐに寝息が聞こえた。


少し体を起こすだけで、疲れちゃうんだろうね。



だけど、、、、


康二)……なさぃ、、、ご、めん、、なさい、、


寝ている康二は「ごめんなさい」と何度も言いながら、涙をこぼしだした。


肩を優しく叩いて、声をかけると、やっと目を開いた。


こういう時は抱きしめてあげてって、先生にもか兄貴からたちも言われてた。


、、、昨晩に辰哉から康二の過去を聞いたんだ。

胸がすごく苦しくなった。


康二はひとりじゃないよ。そんな気持ちを込めて抱きしめた。


康二)ぉれ、、、いらなぃ、子、、、はぁ、っ、ごめ、ん、なさいっ、
ちゃんとやるからっ、ゆる、して、、ゆるしてっ、

康二は起きてからもパニック気味で、俺のことを康二のお父さんだと思ってるみたい。

亮平)こぉじ、だいじょーぶ、大丈夫だからな。俺だよ。りょうへい、だよ。
守ってあげるよ。大丈夫だよ。

康二)っ、、っ、はっ、りょ、、、りょへ、、くんっ、、ごめん、なさいっ、、
おれ、じゃま、じゃまっ、、じゃま、、


亮平)そんなわけないだろ。康二は雪白家の大切な家族だ。みんな康二のことが大好きだよ。
邪魔なんか1度も思ったことないよ。

康二)おれが、うまれ、た、からっ、、

亮平)俺は可愛い弟が出来て幸せだよ。
愛おしくてたまらないよ


康二は少し落ち着いたのか、俺の腰に腕を回してくれた。

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