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「Aはほんまに康二が好きなんよ。佐久間くんも言うてるけど、あいつには康二しか見えてへん」
これまでAの康二に対する数々の危ない行動を間近で見てきたTETSUYAが言うんだから説得力がある。
「俺ほんとにAちゃん口説きたかったんだけど、全っ然入る隙なくてさ。あの子の中身は康二で出来てますって言ってもいいくらい」
目黒くんが言うとみんな激しく同意。
「初めて会った時から向井担オーラ出しまくりだったよね〜。あの日のAさん、康二くんとリンクコーデみたいだったし」
ラウールと阿部ちゃん、お互い顔を見合わせてうんうん頷いてる。
「俺のアニメに対する想いとAちゃんが康二担当な想いがなんて言うのかな、なんかすごく共通する部分があって。理解者みたいな?だからすぐ意気投合しちゃったんだよね。もうさ、お互い語り出したらヤベーぞ俺ら」
興奮気味に力説してる。
「そうや…元はと言えば、さくが悪いねん!Aと尺飲みとかするから俺ヤキモチ妬いてしまって…うぅッ…、今だって"俺しか知らないA"みたいに語りおって…グズっ…うあぁぁあ……」
また泣いた…
そしてその佐久間が着てるTシャツ。(*撮影用に佐久間自らチョイス)
『生きてることがわたしへのファンサ』
手書き風にプリントされてる。かなりインパクトあるよね…
「ちょっと趣向違うかもだけど、Aちゃんの康二に対する想いって、まさにコレだと思うんだよね!」
佐久間推しが生きてるだけで幸せ
笑ってなんかくれちゃった日には…死ねる
推しがいる人生って毎日がキラキラして素晴らしい
推しに巡り合わせてくれてありがとう神様
推しこそが私の人生そのもの
大袈裟ではなくて本気でそんな風に思える
「はぁ…」
熱く語った佐久間の目から一筋の涙。
康二に至っては号泣…
*でもほんと、思うことはこんな感じです by作者
「盛り上がってる所悪いねんけど、佐久間くんの語りに共感もするんやけど。Aもう日本に居らんで」
TETSUYAから衝撃発言。
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作者名:ミズ | 作成日時:2024年3月24日 19時