大丈夫、俺らなら。

簡単じゃ、ない。 ページ7

岩本side







岩本『俺、舘さんの病室いってる。いつ起きるかわからないし。阿部もまだ起きないから一緒に連れてくわ。ここよりは休めるかもだし。』

深澤『じゃあ俺も。翔太、こっち頼んでいい？』

渡辺『おう、わかった。佐久間戻ってきたら伝えとく。目黒出てきたら連絡するわ。』






あそこに全員いるのもなんだし、というかまだ俺も処理できてなかったから1人になりたかったんだけど、それをさせないのがこの男なんだよな。






深澤『ねぇ、照。
俺だったら...なんて考えてたでしょ。』

岩本『....。』

深澤『やめろよ、その考え。起きたら舘さんにもめめにも怒られるぞ。そんなん誰もあったらいけねえんだよ。照だって人間だ。事故にあったら大怪我してる。
事故の詳細が分からないうちは誰も悪くないんだよ。』

岩本『っかってる、、、泣』






見透かされてた。事故にあったのが俺だったら軽傷ですんだかなって。なんで2人が？轢いたやつが許せないなんて思っても、その本人はトラックが横転して即死だった。



色んな感情がぐちゃぐちゃで、どうしたらいいかわからない。





深澤『ほーら、もう泣かないの！！
リーダー！しっかりしなきゃ！！』




そうだ。俺がもっとしっかりしなきゃ。
俺がブレたらみんなも不安になる。





岩本『ありがと、ふっか。』

深澤『おう。』





でも人生そんな簡単なものじゃない。
そう思い知らされる。

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