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佐久間side
宮舘『Party Time....!』
涼太がそういった瞬間、俺ら3人は硬直した。
だって、その涼太の声や仕草までもは完全にSnowManのアイドル、宮舘涼太だったから。
宮舘『...あれ、似てなかった?
結構真似したつもりだったんだけどな...』
すこし恥ずかしそうに、申し訳なさそうな顔で今の涼太に戻った。
ラウと照は固まったままだから、俺が代わりに話しだす。
佐久間『逆だよ...前までの涼太にそっくりで、俺ら、びっくりしたの。なんで、それ...』
宮舘『これも、夢の中の記憶だったんだ。
皆がからかうからびっくりさせたくて、夢の中にでてきた事を真似してみたんだけど...』
佐久間『そっか。本当そのままだったよ。涼太は凄いなぁ...笑』
一瞬、本当に記憶が戻ったのかとまで思った。
でも、ショックなんてうけたら今の涼太が悲しむ。
必死に記憶をつかもうとしてるんだから。
岩本『ほ、本当びっくりした...笑』
ラウール『...っ泣』
宮舘『あ、ごめ、ごめんなさい...
泣かせたわけじゃなくて...』
ラウにはキツかったみたいで、ポロポロと涙がこぼれ落ちていた。それを見て涼太は慌ててしまった。
俺と照は、割と感情に揺さぶられやすいから、ラウの涙をみたら、自分達でも止められなくて、結局3人して泣き出してしまった。
佐久間『涼太は、悪くないから、でもっ...ごめんっ...泣』
岩本『本当そうだよ、舘さんは悪く、ないっ、でも、ちょっと、きついっ..泣』
ラウール『ごめんなさいっ...ごめ、なさいっ...泣』
宮舘『...ごめん。俺がいけなかったんだね。
皆の気持ちも考えてなかった。そうだよね...、記憶戻ったって思っちゃうね。
...ごめん。今日はもう辞めようか。俺は病室戻る。大介、あとよろしくね。』
佐久間『ちょ、涼太!!まって、だから涼太は悪くな..』
宮舘『ごめん。』
そう呟いて、涼太は来た道を帰ってしまった。
岩本『ごめん...俺らのせい..』
ラウール『佐久間くんっ..泣』
佐久間『ううん。誰も悪くない。涼太も、照も、ラウールも。大丈夫、大丈夫だよ...。』
だって、誰も悪くない。
記憶を取り戻そうとしたい気持ちは皆一緒だし、ずっと願っている事だから。勘違いだってしてしまう。
でも、次の日に病院にいくと
看護師『すみません。宮舘さん、今日は誰にもあいたくないそうなんです。誰か来ても入れないでほしいと。』
また、逆戻りになってしまった。
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リセル(プロフ) - りんさん» そうだったんですね。どういたしまして。 (2021年6月10日 9時) (レス) id: d52ea51f4a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - リセルさん» 意味合いはあっているのですが、伝わりにくかったですね。少し訂正します。ありがとうございます。 (2021年6月10日 9時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
リセル(プロフ) - すみません、更新された47ページ目で、高そうってなってますけど合ってますか? (2021年6月9日 22時) (レス) id: d52ea51f4a (このIDを非表示/違反報告)
リセル(プロフ) - りんさん» どういたしまして!また更新されるのを楽しみにしてますね! (2021年5月31日 9時) (レス) id: d52ea51f4a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - リセルさん» 訂正しました。ご指摘ありがとうございます! (2021年5月31日 7時) (レス) id: e57e83a78d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りん | 作成日時:2021年4月4日 21時