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ラウールside
こんなにも緊張するのは、仕事以外では久しぶりだ。
でも、いつまでもあの時のだてさんの顔が忘れられない。
俺らを《他人》だと認識した、冷たい目。
いつも俺らを見守ってくれる優しいお兄ちゃんな目とは正反対で怖かった。また向けられたらどうしよう。なんて考えられずにはいられなくて。
でもだてさんが向き合おうとしてくれるなら、俺も踏み出さなきゃ対等じゃない。逃げちゃダメだ。
ラウール『岩本くん、佐久間くん、いこう。』
佐久間くんが扉を開けてくれた。
だてさんはまだ眠っていた。
佐久間『涼太、涼太。
起こしてごめんね？おはよう。』
宮舘『....だい、すけ...？』
佐久間『うん、佐久間さんだよ。』
宮舘『あ、ごめん。もう時間か...。』
佐久間『...大丈夫？』
宮舘『ごめん、ちょっと頭痛くて。なんでだろう...急になんだよね。』
佐久間『昨日色々言っちゃったから疲れちゃったんじゃない？』
宮舘『いや、別にそれは苦じゃないっていうか、全然平気だったんだけど...』
そう言えば、天気があまりよくないってニュースやってたからもしかしたらだてさん..
ラウール『偏頭痛...？』
宮舘・佐久間『え？』
ラウール『あ、えっと、ごめんなさい...。』
岩本『ラウール、謝る必要ないだろ？笑』
佐久間『あ、確かに。涼太、もしかしたら今日雨だからかもよ。涼太偏頭痛持ちだし。』
宮舘『そっ、か。ぐらぐらするのそれが原因だったんだね。...あ、あの、ありがとうございます。』
そう言って、僕に向かってだてさんは微笑んだ。
あ、この笑顔だ。
この笑顔は、いつも僕を見てくれる優しい目。
思わず涙がでそうになるのを堪えて、微笑みかえす。
そうしたら今度はだてさんが頬を赤く染めた。
佐久間『え、涼太どうした？』
宮舘『いや、あの、えっと、こんな綺麗な顔の人に見つめられたの初めてだから...』
ラウール『えぇっ！？』
佐久間『ふは、照れてんのね笑』
まさか、そんな事で紅くなってたなんて思わなかったから僕がびっくりしてしまった。
宮舘『...改めまして、宮舘涼太です。
よろしくお願いします...///』
ラウール『ぼ、僕はラウールといいます。
日本とベネズエラのハーフです。』
宮舘『そうなんですね。
ふふ、よろしくお願いします。』
だてさんが伸ばした手に僕も握り返して握手する。
照れくさくなるのは、昔みたいに戻ったからなのか、初対面みたいだからなのかよくわからない。
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リセル(プロフ) - りんさん» そうだったんですね｡どういたしまして｡ (2021年6月10日 9時) (
レス) id: d52ea51f4a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - リセルさん» 意味合いはあっているのですが、伝わりにくかったですね。少し訂正します。ありがとうございます。 (2021年6月10日 9時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
リセル(プロフ) - すみません､更新された47ページ目で､高そうってなってますけど合ってますか? (2021年6月9日 22時) (レス) id: d52ea51f4a (このIDを非表示/違反報告)
リセル(プロフ) - りんさん» どういたしまして!また更新されるのを楽しみにしてますね! (2021年5月31日 9時) (レス) id: d52ea51f4a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - リセルさん» 訂正しました。ご指摘ありがとうございます！ (2021年5月31日 7時) (レス) id: e57e83a78d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん
| 作成日時：2021年4月4日 21時
