大丈夫、俺らなら。

罪悪感 ページ30

佐久間side






涼太にああ言われて、どうしたらいいかわからなくなった。



本当の事を話すべきだけど、俺には話せる自信がない。



メンバーにもずっとあってない。
会えない。会うのが怖い。



めめが目を覚ましたのも聞いた。
照から、ちゃんと会いに来てやれよって連絡がきてたし。



でも、行けてない。めめの姿をみたら、また罪悪感に押しつぶされそうだから。


こんなん、理由つけてズル休みしてるのと一緒だし。




滝沢くんとは、連絡取ってる。



滝沢くんはお前のせいじゃない。それはお前も分かってるはずだ。でもお前が苦しいなら今は無理をしなくていいからって、こんな俺にも優しい言葉を掛けてくれた。



それに


滝沢『宮舘が今のお前を必要としてるんだから、一緒にいてやれよ。』


って言ってくれた。



でも、涼太が前を向こうとしてる。
それはSnowManにとってはなによりもいい事で
皆も望んでいるはず。



佐久間【滝沢くん、涼太が自分の過去を知りたいっていってました。明日、病院の先生と相談しながら話をしてみます。】



そう連絡すると、数時間して電話がきた。




佐久間「滝沢くん、どうしました？」

滝沢『佐久間。話はわかった。
でも、それより先にいってほしい場所がある。』

佐久間「どこ、ですか？」

滝沢『目黒に会いにいってほしい。』

佐久間「え？」



なんで、めめが俺に？




滝沢『目黒がお前と話をしたいって言ってたそうだ。俺も数時間しか入れないだろうが一緒にいくよ。
ほかのメンバーも入れないようにする。それならいいか？』

佐久間「滝沢くん..すみません。お願い、します。」

滝沢『佐久間、お前もわかってるんだろ？
一歩踏み出そうな。大丈夫だよ、お前は強いから。』

佐久間『っ！
ありがとう、ございますっ...泣』

滝沢『じゃあ、明日な。時間はまた連絡する。』




滝沢くんは、なんでもお見通しだな。




涼太にちゃんと胸を張って話をする為にも、俺も前を向く。



もう、引っ込み思案でネガティブな俺はやめる。




そろそろSnowManのポジティブアニメヲタクな佐久間大介に、戻ろう。



戻らなきゃ。



SnowManは9人じゃなきゃ。

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