雪見さん家の末っ子は病弱!?7 (ページ37)

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橙side

本当に真都に負担がかかるのはここから。

奥の部分をやる為に、違う先端を使う。
痛いから動いちゃう子も居るけど、真都どうかな…

黒『よし、じゃあもう1回頑張るよ〜』

ｷｭｲｰﾝｷｭｲｰﾝ

「ん、ん、あ、」

紫『真都〜痛いね。ちょっと動かないで頑張ろうね〜』

「あ、い、い、」

橙『痛いね、泣いちゃっていいから動かないよ〜』

「い"ーーー！」

黒『真都〜？あともうちょっと頑張ろ〜！』

「あっ、あ"ーーー」

黒『よし、終わり！
頑張った！』

橙『お口の外すね。』

「うわぁぁぁぁぁぁぁん！いたかったぁぁぁ！」

紫『偉かったじゃん。最後まで頑張れたよ。』

「いたぁい、ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ」

黒『ごめんねぇ、痛かったよね。』

「ﾋｸｯﾋｸｯ、だーじょぶｸﾞｽｯ
むしばさん、もういない…？ﾋｸｯ」

黒『うん、居ないよ。
頑張ってくれたから全員退治できた。偉かったね。』

橙『あと、詰めて、虫歯さんから歯を守ってくれるお薬塗っておしまい。
先に味決めちゃおっか。
ぶどうとソーダと、りんごあるよ〜？どれがいい？』

「ぶどう…においいっしょ、」

黒『え？』

紫『お、よく分かったね。
ふわふわのお薬もぶどうの匂いだったもんね。』

橙『あ〜そういうことね笑
じゃあ、歯ブラシにぶどうさんのお薬つけるね。』

黒『はい、詰め物終わり〜

康にぃあとよろしく。』

橙『ほーい！
それじゃあお待ちかねの〜ぶどうタイム〜！

歯ブラシシャカシャカするよ〜』

「ん〜！ぶどうだぁ〜」

橙『ぶどう好きだもんね。』

紫『よし、じゃあ俺自分のとこ帰るわ。
真都〜？俺らが終わるまで休憩室居ていいからね。』

「うん！ありあと！」

紫『ほーい、じゃあな。また後で。』

少しは俺らに話してくれるようになったかな？
少しずつでいいから教えてくれると良いな。

fin

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次のお話は、移行先で書きます。
お待ちいただけると幸いです。

詞音