雪見さん家の末っ子は病弱!?7 (ページ36)

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黒side

黒『これ…キツイな…』

真都が来たって聞いて、準備して先にレントゲンでの所見を確認してた。

黒『真都、来てくれてありがとう。
これ真都の歯のお写真ね。
ここに、虫歯さんの住処があってちょっと大きいの。
だから、痛いよ〜ってなっちゃってると思うのね。』

「ｺｸｯ､ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ」

黒『これを治して、ご飯食べられるようにしよう。
いつものふわふわ〜のお薬使うから。』

「ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ、」

橙『怖いよね。にぃに2人とも近くで一緒に頑張るから、真都も出来ないかな？』

「ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ、」

限界かな…？

ｺﾝｺﾝ

紫『真都〜？大丈夫か〜？
ってそんな泣かなくていいだろ〜笑』

「ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ、たつにぃ、ﾋｸｯ」

紫『ここまで頑張ったんでしょ？偉いじゃん。
でも、あと少し頑張ってくれないと虫歯さん好き勝手やっちゃってさ、真都悪くないのに真都だけいーっぱい我慢しなきゃいけなくなっちゃう。
それは嫌だよね？』

「ｺｸｯ､ｸﾞｽｯ」

紫『今の真都なら、虫歯さん退治できるまで頑張れる。
にぃに達と一緒に退治頑張ろ？』

「んっ、ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ、」

紫『出来る。大丈夫。』

「ﾋｸｯﾋｸｯ、やるっｸﾞｽｯ」

紫『よし、偉いね。
ちゃんとお手手繋いでるから、おイスゴローンってしよっか。

あ、そうだ〜！
このふわふわになるお薬ね、匂いつけられるんだよ〜？
なんの匂いか当てて〜？』

「におい…？」

紫『そう、じゃあこの匂いのやつ入れるね。
甘いかなぁ？美味しそうな匂いかな〜？』

「んっ、あまい…におい…」

紫『本当!?
どんな甘い匂いなのかな〜』

黒『真都〜始めるよ〜
お口ゆっくりでいいから開けられる？』

「んー…」

橙『ふわふわしてるね〜
お口開けるの疲れるから、これ入れさせてね〜』

「ん、」

黒『痛くならないお薬するね〜
ちょっとちっくんね〜』

「い"っ、」

橙『ごめんね、痛かったね。
すぐお口ぼわ〜ってしてくるからね。』

黒『真都〜？じゃあ、ウィーン頑張るよ〜』

「ん、」

橙『嫌だね、ごめんね。
ちょっと音大っきいよ〜』

ｳｨｰﾝｳｨｰﾝ

声出せないけど、真都の目から流れてくる涙が真都の頑張りを表している。

紫『おー、真都お利口さんだね〜
えんえんしても、動いてないもんね。偉い偉い。』

黒『１回休憩ね〜
大丈夫？具合悪いとかない？』

「ｺｸｯ､ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ」

黒『良かった。
じゃあ、ちょっと深いところやるから先っぽ変えるよ〜』