雪見さん家の末っ子は病弱!?7 (ページ34)

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車の中で、大分呼吸が楽になって疲れたのかウトウトし始めた真都。

黒『寝るの〜？』

緑『まあ、落ち着いたってことで。
とりあえず、クリニックのベッドで寝かせとこ。』

白「んー…」

赤『良かった良かった。
でも、何があったの？』

黒『実は…』

あったことを話すと、涼にぃは苦笑い。

赤『やっぱり、お兄ちゃんとはいえ簡単に何でもかんでも相談は出来ないよね。
いつかで良いから、隠さずに言って欲しいよね。』

日が沈みかけた時に、真都が目覚めた。

黒『おはよ、真都。』

「ん、おはよ…」

黒『おうち帰ろっか。みんなと一緒に。』

「ｺｸｯ､」

「ごちそうさまでした。」

黒『あれ、もう良いの？』

「…れんにぃ、ごはんたべたらおはなし…？」

黒『うん、そうだね。
和室で宿題して待っててね。』

「ｺｸｯ､」

黒『お待たせ〜
あれ？寝てる…？』

「…ｸﾞｽｯ、ｸﾞｽｯ」

黒『まぁーいと？お顔上げて？』

「ﾌﾙﾌﾙ､やだぁｸﾞｽｯ」

黒『ちゃんと自分の口で言えたら怒らないから。
また苦しくなっちゃうよ？』

「ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ、にぃに…ごめんなさぁいﾋｸｯ」

黒『…ほら、おいで？
にぃにちゃんと真都のお口から聞きたい。』

「は…いたいの…れんにぃﾋｸｯにかくしてたから…ごめんなさぁい…」

黒『お約束だから怒らないけど、真都学校でご飯食べられてないんでしょ？』

「…ｺｸｯ､」

黒『それくらい痛いの？』

「…ｺｸｯ､ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ」

黒『にぃには言って欲しかったなぁ。
真都が嫌だな〜怖いなぁって思う気持ちも分かる。けど、それで隠してずーっと気になって…嫌じゃない？』

「…ｺｸｯ､いやだっ…ﾋｸｯ」

黒『でしょ？
怖いけど勇気持って言ってくれたの分かるから。
これからはちゃんと言える？』

「いう、ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ、ごめんなさぁい、ﾋｸｯﾋｸｯ、ｸﾞｽｯ」

黒『よーし、偉い。
じゃあ、明日治療頑張れる？』

「ｺｸｯ､ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ、がんば、るっﾋｸｯ」

黒『真都、偉いなぁ。』

「まいと、できるｸﾞｽｯﾋｸｯ
いっしょにえいえいおーしてﾋｸｯ」

黒『お、じゃあ皆でしよ？』

全【えいえいおー！！！！！！！！！】

真都は頑張れる。そう信じて眠りについた。