雪見さん家の末っ子は病弱!?7 (ページ26)

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イレウスページ26

赤side

赤『あれ？亮平、真都起きてた？』

緑『いや、俺が起きた時にはまだ寝てたよ？』

赤『おかしいな…部屋に居なかったんだけど。』

緑『え？』

なかなか、真都が下に来ないから起こしに行ったら部屋に居なかった。

緑『真都〜？』

赤『トイレにも居ないよ。
どこ行ったんだろ。』

緑『…ねぇ、ここの扉って閉まってなかった？』

赤『行ってみよう。』

ｶﾞﾁｬｯ

赤『…真都！』

緑『真都なんでここに居るの。
ここは勝手に入ったらいけないところでしょ。

後、手に持ってるもの渡しなさい。』

白「ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ、」

手に持っていたのは、整腸剤。

赤『…とりあえず下行こう。
それで、お話しよ。』

白「ごめんなさぁいｸﾞｽｯｸﾞｽｯ、」

赤『涼にぃはごめんなさいが聞きたい訳じゃない。』

なんで整腸剤なんかを手に持ってたのか。
どうして、あの部屋にいたのか。

桃『涼太？どうしたの？』

赤『真都、勝手に機材庫入った。』

桃『え!?』

赤『朝ごはんは、出来てるから食べて。』

桃『分かった。』

赤『さて、真都さん。
さっきどこで何してましたっけ？』

白「ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ、」

赤『黙ってちゃ分かりません。
ちゃんと自分の口で言いなさい。もう赤ちゃんじゃないでしょ。』

白「ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ、もういいよ！」

緑『え…真都？』

白「わかってくれなくていいもん！
おにぃたちは！まいとのこといらないんだもん！」

赤『要らないわけないだろ。
何でそうなるんだよ。』

白「まいとばっかりおこられる！
おにぃたちみんなきらい！だいっきらい！」

赤『…そうか。
じゃあいいよ。
でも、ここのお家はお兄達が貰ったおうちだから。
真都、出ていきな。』

白「やだやだやだ！」

赤『みんな嫌いなんでしょ？じゃあ、居なくてもいいじゃん。』

白「…もうしらない！」

そのまま学校に行った真都。
俺と大介は今日、ジェシーたちの病院で一緒に仕事することになっている。

桃side

緑『大にぃ、やばい。喧嘩してる。』

桃『仕方ないよ。真都が悪いんじゃないの？』

緑『そうだけど…』

朝は、ピリピリした空気のまま仕事へ向かった。

その日の夜、真都が急に吐いた。